モチベーションという単語は好きでは無くて、全て全力で取り組むというのがスタイルである。手抜きをするなら何もしないのがよろしい。そう思っている。それでも案外というか、そこそこ一日の計画を立てて、ToDoリストの再困難なものからやっつけることと、長期目標を持っていないと、毎日、何をやっているのか分からないというか、お仕事に追いかけられて、本来やるべき組織的なことがお留守になる。多く「若者が離職して困っている」というお企業様には「長期ビジョンの共有が全社で成されていない」状況にあると感じている。
実際に、お企業様に「御社のビジョンは」と図々しく尋ねるとホームページに掲載されていることを聞かせて頂くこととなる。いや、あのですね、あれはどこのお企業様でも同じこと・・だから改めてお聞かせ願いたいという事なのですけどねとなる。そんなお企業様は特に離職率が高い。もう一つ、ビジョンを共有しようとしないミドルがいらっしゃるところも同様である。この場合はピンポイントで鬱になって離職されるパターンが多いようですな。これもとても残念なことだと思っている。
その昔、キャリアパスについて講義をしないといけないことがあって、いろいろとお若い方々と同席をさせて頂くことがあったのだが、理想の自分って何?とばくっと聞くと、何も返ってこないことが多かったですね。ずっと一人で居たいとかね、それはそれで立派な回答なのですよ。自分からオリジナルな回答を出せるという状態は、もう立派なキャリアパスを語っていますよ。企業殿も同じで、依頼された仕事を確実にこなすことが仕事と仰るところが大半。消えゆくのだろう。
自らの理想状態になっているとは感じていない。だからこそ、必死に頑張る。必死って簡単に書くのだけれど、多くの人がそうは言うものの、どこかでこんなところで良いか?とか、無理だから止めようとか、小生からすると意志薄弱に見える。がけっぷちに立って、それでも一歩踏み出して初めて見えるのが必死の結果である。モチベーションなんて意志薄弱者の言い訳にしか小生には見えないのだ。やらない言い訳は簡単だ。全力でやってみる。こけてみる。それで良いでは無いか。そんなもんだ。