8月に思う

歳を重ねるごとに、何と呼んだら良いのか分からなくなる原爆が投下された日が過ぎ、もう一発が投下された日が直ぐにやってくる。質量はエネルギーに転換される。その莫大なエネルギー発生こそ、ビッグバンの瞬間直後に蓄えられたエネルギーの開放であり、可能性があるならば、それを確認したくなる学者の性が、当時にしてはとんでもない数の殺戮に繋がった。政治の道具に使われ続け、今も世界の不可思議なバランスの支点にある。その支点が吹っ飛んだならば、地球は原始生命体の時代に戻るのであろう。43億年をやりなおすことになるのかもしれない。

様々な研究と発見があり、今の地球上の生命の根源は、最初の宇宙から飛来した隕石からやってきたことが分かってきて、地球上の生命だけが生命ではないことが証明されつつある。いずれ太陽は膨張し、地球も吸収されて消失するわけで、SDGsとか叫んでいるならば、判りきっている現状地球と勝手に読んでいる星から遺伝子を脱出させて、別の星で活動することを考えねばならない。ひょっとするとすでにやられているのかもしれないけどね。精子・卵子の冷凍保存が進んでいるが、その準備なのかもしれないと思ったりしている。

月に移住とか言っているわけだが、そこで大型ロケットを建造して離陸すれば重力による制限は1/6になるわけだから、それはかなりの優位性がある。宗教団体から献金を受けて政治がどうのこうのとか、モリカケ云々など、まともな裁きが出来ない国家など、もう国家の体を成していないわけで、親方がどうのこうのと言うことに従順である必要がどこまであるかも分からず、さりとて、ルールはルールなので、その中で最大限、隅っこで思考を繰り広げなければならない。

大国が面積に飽き足らず、領土拡大に取り組み始め、遥か西のほうで殺戮が始まったと思ったら、隣の大国も同じことを始めた。科学技術は軍事で非連続に進化するわけだが、研究の成果が殺戮の道具の機能向上に繋がっていくということが、我が国においても諸外国と同様に推し進められようとしている。地球に存在している資源と呼ばれるものを掘り起こし、それを破壊の為に使い続けてゴミにしていく。科学者が頑張るとゴミが増える。もうちょっとインテリジェントにならないものか。8月になるたびに思う。