時々活用している名駅と小牧空港を結ぶバス路線で、悲しい事故が発生した。可能性として挙げられているのが「睡眠時無呼吸症候群」を起源とするドライバー氏の居眠り運転。居眠りと言うレベルでは無いらしく、赤ん坊が寝落ちするレベルらしい。かっくんと周囲も驚く程に瞬間的に睡眠に落ち込むそうで、それはそうなったら運転どころでは無かろう。大勢の命を預かる職業故に、定期健診などはしっかりしているだろうにと、悲惨な事故に胸が痛む。
睡眠時無呼吸症候群はいろんなところで聞く単語で、我が国だけでも成人の10%がそれに大なり小なり罹患しているとのこと。計測する勘意識の装置も販売されているので、お持ちの方もいらっしゃるかもしれない。スマートウォッチで酸素濃度変化で計測するものもあるようだが、入院して計測器を装着して検査するのが王道であろう。二種免許保持の皆様には、必須の検査と思える。こんなところに国の補助金があっても良かろう。
いずれ自動運転ということにもなろうが、我が国ではまだまだ人頼みである。働く方々と関わる人々との信頼関係と言う事なのだと思います。北海道知床の観光遊覧船の沈没事故とかね、人を運ぶ職業が許されているのだから、認可されるためのプロセスをクリアするだけでは無くて、安心も提供して頂きたい。バスと言う乗り物に対する不信感を抱いたわけで、空港と街を繋ぐ足として、バスと言うのは一般的なのだが、それを使えないとなると出掛けられるところが限られてしまう。
睡眠時無呼吸症候群は治癒できないものでは無く、対策は取れるらしいので、職業獲得の幅を狭めるものでは無かろう。日頃の節制で解決できるところもあるのかもしれない。いずれにせよ職業において、関わる人達に不安を与えるというのはプロとして失格だ。俗に「安心・安全」と簡単に語られるが、安全は当たり前。安心の獲得はとても難しいと心しなければならない。自らを省みて気を付けなければならないなと、特に運転と言う行為に及ぶ時、心して掛かりたい。そう思う。