新緑

満開になると歩くルートがある。辿ってみると葉が混じった桜がある。あれと、辺りを調べてみると数本ではあるが葉桜状態。奇妙な光景である。で、ふと気が付くと、既に銀杏は若葉を吹いている。もうそんな季節なのかと、今日は25℃まで上がるという気象予報に首をかしげる。今年はどこまで気温が上がるのか?

明け方は羽織るものが必要だが、日中はYシャツ一枚で過ごせてしまう。無理に上着など着る必要は無い。一気に散ってしまうかもしれない、そんな勢いだ。これだけ一気に気温が上がると、山の雪も加速的に消えてしまうだろう。そうなると、海に供給される山のミネラルのバランスが崩れて、海の魚の生態系も変わってくるだろう。乱獲と相まって得られる海の幸も大きく変わるかもしれない。

ここ数日、すかっと晴れて恵那山がよく見える。まだまだ稜線には雪が豊かだが、気温が高くなりすぎるのはよろしくない。まぁ、温暖化は間違いなく進んでいるし、今日明日に騒いでも何の意味も無いのは分かっているのだが、満開の桜に若芽は画竜点睛というもの。変なものは変。

南の沖合には台風もいらっしゃる。こうなってくるとなんだか冬と夏しかない国になってしまったかと錯覚するが、気が付けば間もなく4月だ。直ぐに新入生がやってくる。これ以上に引き締めようが無い気持ちだが、気合を入れていこう。それだけだ。