どんどん円安が進んでおりますな。政府と日銀が結託して外国人が日本で買い物しやすくして、モノづくりとか複雑な思考をするよりも、手っ取り早くギリシャ方式で観光だけで経済を回していこうとする安直さがにじみ出ておりますな。ガソリン代のアシストは、そろそろ限界が見えてきたようで10月末までらしくて、そうなると、国内の一般民間人の皆様は、移動は10月末までとなるのかなと思ったりもする。まぁ、ハワイで一日20万円も使って平気な国民の皆様は、ガソリン代なんてへっちゃらなのでしょうね。書斎に閉じこもって書類と格闘に明け暮れるとしよう。
昨日の日経さんだったか、博士を増やせない国は亡びる(そこまで言っていないけど、戯言らしく大袈裟にしないとね)ということで、それは我が意を得たりで嬉しかったりもするのだが、博士を取得して、仮に大学等で研究職を得たとしても、博士の指導(博士号を認定できる)が出来ないとか、いつまで続くか解らない丁稚奉公をさせられるとか、海外では当たり前の研究室を持てないとか・・これでは研究者になろうなんて思わないわな。
企業に至っては、4年生卒業者以下の扱いですからね。地獄を見て(とても大切)、やっとこさっとこ博士号を取得できたと思ったら、暗い未来が待っているという現状、日経さんが「博士を増やせ!」と号令を掛けても、それはまぁ、無理なご相談ですね。海外からの意欲のある留学生が日本の学生の承継枠を埋めて頂いているのが現状。国に戻れば明るい未来が待っていますからね。科学技術立国云々言いながら、その実、その旗手を国家で育てようとはしていない。出先機関に丸投げ状態だ。まぁ、ニンジン的毒まんじゅうは頂けますけどね。
9月って、国際会議や国内の学会が数多く開催されているわけです。勿論、優れた発表は数多く、論文賞を獲得された内容を拝見すると素晴らしい研究内容ばかり。新奇なもの、発展性のあるもの。発表される機関は様々だが、国の未来とは言わない、企業におかれましては自社の未来を見据え、川下企業から与えられる図面を待っているだけではなく、自ら社会の笑顔に関われる商材づくりに挑戦しませんか?そこには閻魔様と騙しっこをして鍛えられた博士人材がお役に立ちますよ。「視野が狭くて使えない」とか仰いますけどね「使えるだけの思考力が無い」だけでしょ。人ですよ、本当に。円がこのまま240円に戻っちゃって、プラザ合意をまたやるのかななんて思ったりして。泣ける。