がきんちょのころ、陣取り合戦なる、もうルールは忘れてしまったが、地面の上に石を投げるかなんかして、手のひらを広げて円を描いて、領土を広げていくような謎のゲームがあった。それでいさかいを起こした記憶が無いので、その程度の記憶しか無いのだろう。かんけりなどはカッカしたから、よく覚えている。国際的には他国に侵略して、領土を簒奪して自国に勝手に併合して、そこを取り戻そうとすると、自国に攻め込んだという法律に照らし合わせての反撃を認めろと言う。
世界中が注目をしているはずだが、知らんぷりをしている国が多いのも事実。いきなり原爆が降ってくるかと思うと恐ろしいわけだが、いつまでも恐ろしがっていて良いのだろうか?攻められている国からすれば、補給路を断つために、簒奪された領土を取り戻すべく反撃をしたら、俺が作ったものを壊したから反撃してやると、ジャイアン並みの思考回路である。暴力をふるう相手に口論は既に役に立たず、無抵抗主義は成立しない状況にあることを、世界は認識せねばなるまい。
日本は戦犯国であって、微妙な立場ではあるが、世界が認めた戦後の反省行動を取って来たわけで、新たな簒奪行為が行われたことに対して、黙っていなければならないということは無い。無いのだが、それよりもインバウンドが重要みたいに走り回る首相を見ていると、大切な外交をどう思っていらっしゃるのかと、国家のリーダーをみて不安になってしまう。内需は大切なのだが、海外から見たら極めて円安で、日本中のものを持ち去られてしまうのではと、更に日本人が済みにくい国になってしまうのではと恐ろしい。
北方領土から北海道にいきなりロシア軍が攻め込んでくることだって、起こり得ない事では無い。自国に軍を持たない国は国家では無いとプーチン氏は公言している。国家と認めていないくらいだから、平気でミサイルくらい打ち込んでくるのであろう。学び、知恵を磨き、国際情勢にアンテナ高く、その上で自国の経済に磨きを掛ける。国民全員にその意識が無ければ、あっという間に国が無くなる時代である。そう思う。