講演にて

先日、60分ではありましたが、講演をさせて頂く機会を頂いて、大学の売り込みと小生が思っていることを「だぁ~」っとお話をさせて頂きました。久し振りのまっとうな講演で、体温上昇、必殺技でのフィニッシュと、演じさせて頂けたかなと思った次第。準備を重ねていって良かったなと、どんな時でも全力勝負た大切と実感するわけであります。知った顔も沢山集まってきて、何処で嗅ぎつけたのかと思う程、現役時代にお世話になった方々がわらわらと・・狭い世界で御座います。

一社単独で数兆円のビジネスをしようとすれば、それは限りなく大きなピラミッド構造が必要となってくる。バブルを経験した方々がリーダーの企業が多く、今でも一攫千金と言うわけでは無いが、ビックビジネスだけが選択肢と、日本においては信じられているし、株式利益で老後の生活を確保しなさいと言う政府の考え方にしても、巨額な株式配当を大企業に期待しての事だろう。大企業の傘の下に群がる優良企業は、首が挿げ替えられても異なる業界でも生きていけるから100年を超えて存続していらっしゃる。このようなお企業は全く心配ないし、そのようなお企業の技術は我が国の宝で承継されるべきだ。

ところが、この国には大企業の傘の下、冷たくなっても生きているゾンビがごちゃまんといらっしゃって、その雇用の為に利益が無くなり、そして薄給大国の地位を守り続ける。某TV局のニュースでリッチな雰囲気のご夫婦が円安だし絶対に日本に行く!と、入国の自由化を大歓迎するコメントを出していらっしゃった。国内においては「偶然が重なって、家族で2万5千円もお得になった」と感激している親子の映像が流れたが、これが現状である。国外からのインバウンドにしか頼るものが無い、今の日本経済である。

話をビックビジネスに戻すが、巨大な船が舵を切っても、効果が出てくるのは数キロ先で、そんな状況では世界の技術の成長についていける筈はない。だからこそ、スモールビジネスグリッドを考えるべきで、そのグリッドの旗手となるべく、ナンバーワンでオンリーワンの技術を創造しそれを高める努力が必要なのだと語ったわけだが、どれだけ聴衆に刺さったのか。敵対的買収も花盛りで、これも円安の効果で加速している。重要な技術が海外の資産となり、技術者もそうなっていく。巨大ビジネスピラミッドの瓦解は早い。そう感じる。