舞い散る桜の潔さ。散った後のこれまた美しい事。四季のスタートは雪景色か桜かと言われたら、小生は桜と答える。真っ白な雪景色もこれはこれで素敵だが、艶やかさと言ったら桜だろう。散り際の見事さ。人もかくあるべしだ。
天空から降ってくるものは隕石だけではない。地球は46億年掛けて大きく育ったが、そのお陰で毎日とてつもない数の隕石が降ってくる。多くは大気との摩擦で気化してしまって、気中の金属元素として存在し、雨や雪の核となって地上に潤いを与える。
最近は人工衛星が巨大化して、地上までかけらが到達してくる。中国の巨大宇宙ステーションが落下してきたが、地上において総重量の1割が到達したそうだ。10m越えの化けものの1割が朝の通勤時間帯に丸の内に落っこちたらどうだったであろうか。タヒチから100kmしか離れていないところに落ちたそうだが、漁船などが操業していなかったことを祈るのみだ。
何が降ってくるか。天からは声も降ってくる。いや、こちらの方が当たる確率が100%だから恐ろしい。見えないものほど強力だ。見え始めたら滅んでしまう。暗いうちは滅亡しないと言ったのは実朝だが、暗くても天の声は地上に届く。今日はどんな声に衝突するのか。恐れずに進むとするか。見えないものに怯えるほど愚かな行為は無い。単純が良い。そう思う。