久し振りに新幹線に乗って、横浜線に乗って、中央線に乗った。新幹線は未だに空席があり、ゆったりとした雰囲気ではあったが、在来線においては満員で、マスク越しではあるが会話も多く、もう戻って来たなと感じる。コロナ禍が恐ろしいという雰囲気はなく、むしろこれから始まるインフルエンザ対策のためのマスクと捉えて、しばらくはマスクレスは無さそうだなと実感する。それはどうでもよろしいのだが、出掛けて行った先での出来事が問題。
我が国の得意技の「先送り」なんだけど、政府の税金バラマキ(赤字国債)に対して国民は大賛成の声を上げる。国の将来を憂う少数からの反対意見は当然の如くに消されていくわけだ。英国ではそれをやろうとした首相が倒されたというのにだ。これ以上国を沈めてどうするのだろう。国の産業が活性化して、それを海外に認めて頂き、日本の製造物が無ければ世界が成り立たない!と言う信頼を得ない限り事態は好転しないわけだが、アニメも最近では落ち目ですしね。
落ち目と言えば自動車一本足打法の産業。その本丸に乗り込んだらお通夜だったという・・う~ん、保守的と言うか、内向きと言うか解決力ゼロと言うか。今ある世界が全てであって、未来はどうあるべきかとか、バックキャスティング的思考がまるで無い。これこそ今の閉塞感であり、Z世代に受け入れられない企業体質だ。既に心停止してから時間が経過していて、AEDはもう効果が無い。そんな状況がこの産業にはあろう。今のところなんらかの仕事は有るのだが、それが何時まで続くか分からないけど、それは次の世代が何とかするだろうという雰囲気。
リーダーが挑戦しようとしない。それが日本の保守の王道ということだろう。新規を恐れ、真似することが出てくるまで待つ。他人が安定させたらそれを真似る。尖ったアイデアは排除する。挑戦と言う行動には総論も各論も全部反対。これでどうやってGDPを右肩上がりに出来るというのか。我が国のGDPの向上は、この30年、増税と国債発行によって一定値を保っているだけだから、その政策を止めたら、凄まじく減退するのは目に見えている。若い世代に負債を残していくならば、挑戦して失敗した経験を残しても良いのではないか。こうなったら駄目だよ、こうなる前に何とかしようねっていう。愚かなことだ。