Co-Being

ウェルビーイングとかマインドフルネスとか、新型コロナ禍が一気に噴出してきたと感じている。その昔から言われているのだが、在宅勤務とか、旅先勤務とか、知恵で社会に価値を生み出せる仕事の有り様であれば、個人の価値観を最大化させるようなビジネスの場になっていくべきだ。ChatGPTをどう使うとか危ないとか、極めて低俗な議論がこの国では延々と続くのだけど、電子機器が作り上げる者は道具なのだから、上手に使えばそれで良いでしょと思うのだ。

自分個人の幸せだけを考えるのであれば、もう、人間では無いくらいの思い切った発想が必要だ。ウェルビーイングなんて所詮、その程度の発想だと思っている。自分さえ良ければそれで良いという割り切り方は好きだが、それよりもCo-Beingを意識するべきだ。おひとり様満足であれば、社会と隔絶して生きて頂ければ良い。人との関係が最も疲れるのはその通り。でも、それがあるから人間なのだと思う。それが人が作り上げた文化なのだから。

ベンチャー企業がどんどこ生まれる社会になっていくのだと実感しているが、一方で、当該地域は安定した企業群が多く、ベンチャー意欲不活エリアと、我が国のエアポケット状態となっていることに危惧している。潰したら恥ずかしいとか借金まみれになるとか、そんな気持ちと、大企業に就職しないと親が恥ずかしがるからとか、なんだか謎のCo-Beingを振りかざす。他人の目なんて見ているようで見ていないものだ。尊い命を全力で活用すれば良いのだ。

食料自給率がほぼ無いとか、薬にしても輸入頼みだとか、そんな社会の痛みを何とかしようとお若い方々には思って頂きたいし、立ち上がって頂きたい。AI出現で消えていく職業等が研究結果として公表されているが、正に、それを加速するべきだと思っている。人が成すべきと考えられている領域ですら、どんどんと要らなくなると思う。それはそれで良いのだ。やるべきことはなくならない。未来を考え、ビジョンを描き、それを書き換え続ける事。それがCo-Beingの正体だ。