新二元論

地方政治の担い手が居ないと言うが、足元の組織も同様ではないか?現状の規則を守る事が目的化されてしまったら、政治など必要ない。未来のビジョンを描き、具体的将来像と工程を描き、それを意見を伺いながら進めていくことが政治だよね。となると、聞かせて頂く意見がドメスティックで意見と言うより我儘だったりすることの内容に、公務員だろうがなんだろうが、常にリスキリングしていく必要がある。特に閉じ籠る民には高速な社会変革を体験して頂く仕組みが必要だ。

人材の流動性と言うより先に「人の流動性」から考えるべきだと思っている。じっと一ヵ所に留まって、同業ではあるけれと、他の事業所がどんな仕組か知りませんよでは済まされまい。勿論、同業他社でライバル同士で交流しろとは言えないけれど、ねじれの位置にあるような企業と国内リスキリング制度とかね、公務員が週一でも良いから、企業体験してくるとかね。そうなると、電子決裁が進んでいないなんてことが、如何に自組織のエゴであったかが分かる筈だ。

自分一人の行動が、組織の可能性を高めることに気付いて欲しいし、逆に、作業の私物化が組織をガラパゴス化させていることを認識して頂きたいのだ。更に、旧態依然の思考回路では、仮想現実ゴーグル活用が当たり前の人達とどのように対峙するのか?そんな社会の流れを獲得する気にもなっていないのでは、支援など出来ようが無い。これは当方も同じであるから、リスキリングせねばならぬ。でも一体それはどうやるのかもチンプンカンプンである。

トランスフォーメーションですよと口では簡単に言えるのだが、それは今行われていることを受け止め、そしてそれを前提に、組織として変容し続ける必要があるということだ。学び続けなければならぬ。従来の学んで働いて老後を迎えるという三段論法はもう通じない。学び続け働き続ける、そして死ぬという二元論の世界だ。学びの質を高めなければならない。それは自らが決めねばならない。そんな時代になっているのだ。