職場で使っているPCが12年選手になって、いよいよがたが来た。当然の事ながらWindows11はインストールできず、10のままアップグレードをしながら使ってきている。残り僅かの職員生活だから、今更PCをリプレースなどしたくない。そう思っていたらCPUファンがお亡くなりになった。しかも謎の壊れ方をして、USBケーブル経由でコントロールしていた精密装置のコントローラが壊れてしまって、いよいよ被害甚大である。
まず取り掛かったのは精密装置コントローラのリプレースである。幸いに、グレードアップしようとしていて、購入していたコントローラ一式が手元にあったので、交換に取り掛かった。不便はあったものの、動いていると面倒が先に立って装置交換をしていなかったのだが、何かのお告げであろうと交換してみた。すると、予想通りに動かない。意味不明な説明書を読み込み、設定をいじり、ローカル駆動が出来るところまで辿り着く。
機械とネットワークを繋ぐわけだが、これにはいろんなお作法が必要で、まぁ、あれやこれやと過去の積み重ねを吐き出してみたら、ノートPCから制御可能になった。こうなってしまうと、今度はデスクトップPCの整備がおろそかになってくる。人間とは何と横着なのだろう。しかしながら、デスクトップPCに入っているデータが欲しいわけで、なんとかCPUファンを入手して駆動させた。
丁度、Windowsアップグレード中にお亡くなりになったものだから、その過程で立ち上げたら、なにやら青い画面から真っ黒になったり、あぁ、絶望感ということで、諦めかけたところ、なんとか立ち上がってくれた。データバックアップ用のNASを用意して、なんとかデータを吸い出せて、ご臨終になってもなんとかなるだろうというところまできた。PCは所詮は箱なのだけれど、長く使うと愛着がわく。大切に使わせて頂こうと、綺麗に拭って微笑んだ。