どこにでもDX

現在の職務に就かせて頂いてから、文房具など、消耗材を購入したことが無い。先人が残して行って頂いたものをそのまま活用させて頂いている。ラインマーカーなどは、職員の皆様の文章添削に用いるのだが、これもPDF上で行えるようになってきたから、殆どお役御免の状態にあるので、何時まで経っても消耗していかない。いや、自然に乾燥が進むから気が付いたら使えなくなる方が先だろう。文房具など、入試のチェック作業などでは必須と思うのだが、これもパッド上でAIで文字判定をして頂いて、自動採点などが出来るようになれば、その追跡チェックで済むようになり、赤鉛筆は過去の遺物となるだろう。

ちょっとした電子機器、例えば、コロナ禍のお陰で大流行?したWeb会議用スピーカーなどは、事業所に一体、何台あるのだろう?最初に購入したものが不調になり、現在二台目なのだが、こんなものも決まった時間にしか使わないから、それ以外の時間帯において貸し出しても何の問題も無い。職員一人一人に1台というのは大袈裟だが、一部局に1台ということも必要無いのかもしれない。勿論、全部局が一堂に参加する会議があるから、これは無ければいけないのかもしれないが、DXによってシェア出来れば、これも削減対象である。

構成員が発生させる情報は一元管理されるべきで、それが出来ていないから、ややこしい無意識の法律違反が発生したり、多重記入を強要されて、時間と精神の無駄遣いをさせられる。物品簿などは最たるもので、購入した備品を電子的に管理できるのは良いのだが、いざ、これは誰かに譲ろうと、その二者間で納得した後は、なんと紙と印鑑だ。印鑑レスの事業所を目指すとうたいながら、何というていたらくだ。まぁ、これなどは、過去に好き勝手やってお上からおしかりを受けた経験からなのだが、そろそろ呪縛を解いてもよいのでは無いか。

性悪説に立っている限り改革は進まない。単純では無い事は解るのだが、そろそろ覚悟を決めてDXということによって生まれる前向きな資産を考えたい。人事など、お上の絶対的方針の下、執行部の大方針が明らかにされて動いているわけだが、これなどは歴史上の人物が悪さを見えないところでやっていると、後の人間がえらいめにあう。まつり事は単純では無いのだが、これとて、いずれ収束するのだろう。教育改革に厳然と取り組んでいくためのDXであれば、それは実行されなければならない。それだけのことだろう。