関東の大学でも理工系大学における女性推薦枠の設定が成されるなど、総数としての理工系学生を増やそうという働きかけが成されている。資源の乏しい我が国にとって科学技術の創成は重要だと言うわけなのだけど、それを大学にだけ求めて何とかなると想っているところが凄い。実体は解らないが、少なくとも世の中で勝手に言われることに「大学の受験が変われば高校が変わる、その下が変わる」と言われているので、流れが何か出来るのかもしれない。
「性」って昨日今日出来たわけでは無いのだ。雌雄が生まれた何十億年も前からあるわけで、その特性に応じた活かし方をすれば良いだけのことだ。その人の個性ということなのだろうけれど、その個性を生み出す価値観って、日本では大昔から三つ子の魂と呼ばれるわけで、そこを変えないと何も動きはしない。何に対してオタクに成り切れるかなんて、本当にそんなもんだろう。ガキの頃から親に殴られ続けていれば、周囲の状況に対する観察眼と対応力が発達する。そんなもんだ。
理工系を強化しようと国立・私立問わずに文科省の指示の下、投資を拡大させるわけだが、日本発の価値を世界に買って頂くという観点だけからすれば、それは理系に限ったことでは無い。むしろ、人の心の琴線に触れるアイデアを出して頂けるのは、究極の文系オタクの皆様では無いかと感じている。問題は理系の旧態依然の化石脳の方々が聴く耳をもたないこと、そして、文系の方々が声高に「こうあって欲しい!」という願いを叫ぶ場が政治に無い事。
文系の男子が政治家をやっている限り、何も変わらないでしょう。未だにマイナンバーカード云々叫んでいるくらいですからね。世界では年金番号が出生の頃から当たり前にくっついていて、国民として認定されるのに、そんなことすらあたふたする国家である。自国の文字、文化を使って表現出来ず、自国の中ですら対話が成立しない。こんな悪分の極みを書き続けて恥ずかしく無いのかと言われるわけだが、それはほっといてちょうだい。これは「たわごと」ですからね。徹底した文系の強化を実現して頂きたい。理系も文系も無いとは思うのだが、文系のJABEEみたいなもんがあっても良かろう。そう思う。