何故?

メーリングリストの落とし穴というのがあって、届いているよね、見ているよねと思っていても、職場が変わればメールのチェックが厳しくなって、OB会のお誘いなどは届かなくなり、個人で関わっているメアドなどは、どんどこ変わってしまって全く音信不通で届かないなんてことは日常茶飯事。小生などは携帯キャリアを換えてしまえば番号もきれいさっぱり換えてしまう人間だから、今、繋がるべき人とだけ繋がれれば良いという考えの人間はゼロではあるまい。

DXっていろんなところで言われているんだけど、デジタル化出来るということは共通言語化出来ると勝手に思ってしまっているわけです。しかし、例えばメアドなど、個人で勝手気ままに変更出来て、それを共有していない事実があると、限られた範囲での共通言語化に留まっているなと感じる。本当の便利さは、全部がオープンになって、情報が正しく相互接続されている状態になって得られるのでしょうけれど、そこに経済というか、私腹を肥やそうという組織がある以上、絶対にそっちにはいかないわけだ。

個人情報云々のお話が直ぐに飛び出してきて、その悪用の方向に話が向かっていく。事実として悪用ということが行われているわけだから、サイバーセキュリティというところに、もっとお金も人材も投入されるべきだとは思うのだけれども、政府がお金を出すからそれなりの学部を用意しろってなるのだけれど、何となくいたちごっこというか、ホコタテの世界になっているような気がする。頑丈な鍵が出来れば、打ち破る能力も高まってくるというか。

破れないと言われると破りたくなるのが人間なのだと思うから、それは仕方の無い事だと思うわけです。ただ、悪意を持った好奇心は犯罪なわけですな。メアドを変えたのは過去が嫌だったからということかもしれない。いろいろと考えすぎても仕方がないのだけれど、仮想現実世界のお約束事を現実世界から眺めていると、神経がすり減ってくる。悪意が無い偽情報が一番恐ろしい。勝手な解釈がいろんなところで飛び交うDXなのだが、その世界のエキスパートにお願いするしかない。目に見える世界は有難い。つくづくそう思う。