地下資源としての水素の存在には魂消てしまった。水素は単体では様々なところをすり抜けて、且つ、地球の引力では引っ張り切れないから、宇宙に飛び出してしまう。それらの性質故に、石油の様に掘れば出てくるということはなく、何が何でもという強い意志が無いと、エネルギー源として獲得できないと勝手に思い込んでいた。600万トンから2億5千万トンの幅の埋蔵量と、不確定要素は大きいようなのだけれd、そんなものがあるらしいのだ。
調べてみると2018年にはその存在は知られていたそうだが、そもそも論として「無い」と決めつけていたからいけない。こんなものが出てくるとは、地球恐るべしである。そして、その水素はいったいどこからきたのかしら、どんなメカニズムで地中に発生したのでしょうかという疑問が湧いてくるわけだ。発生メカニズムが解って、それが極めて省エネルギーで発生しているなんてことになれば、少なくともCO2排出の大場は削減にむかっていくのかもしれない。
海底火山が噴火して、様々な鉱物を地上に押し上げてくるわけだが、活火山に近寄って、資源採掘なんて出来ないわけだけど、それが地面を掘ったら水素が出てくるなんて便利なお話が、良くもまぁ、この時代まで出てこなかったもんだ。そこら中をほじくり返してみたら、意外とあったりするものなのだろうか?ゴールドラッシュならぬ水素ラッシュということになったら愉快である。
地球にはまだまだ謎が残っているものだなと、実に愉快な気分にさせて頂けた。自然エネルギーを活用して水を電気分解なんて方法しか思いつかなかったことが情けないわけではあるが、やっぱり地球にお任せなのかしらと、地下資源頼りの人類だなと、エネルギーを活用しないで生きてはいけないのかと思ったりもする。天然にはメタンくらいからしか出てこないのかなと思っていたら、純粋な水素ガスという形で地球がそれをどのように抱きかかえていたか。知りたい欲求が激しく芽生えてきた私であります。