この国

自論だが、エネルギーと食糧の自給率が100%となって始めて国家である。加えて、いきなり難癖付けて国境を無視して暴力的に他国を蹂躙するというのが世界の共通認識となってしまった今、国防に関しても同様と考え始めている。どんぱちよりもインテリジェントな国防が宜しいが、この国はそれも危ういので、明日への希望などどこにも無いなと感じてしまう。

棺桶に両足を突っ込んでいる状態であるから、そろそろ自分の為に時間を使おうと、Google Mapなどを眺めてみるのだが、ローカルな鉄道があったはずだと、40年も昔の記憶を辿ってみると、確実に消滅している。先日も、それ程遠くないところをドライブしてみたのだが、軌道は既に軌道跡となり果て、知っていればその昔は軌道であったのだなと解るくらいの状態となっていた。地域の脚がこうやって奪われていくのだろう。

人は動いて出会ってなんぼであるとは思う。ローカル鉄道の消滅のお話を聞かない年が無い程である。鉄道車両の車検や軌道保守に掛かる費用が莫大で、人が減っていく日本において、網の目のような鉄道網の維持は、所詮無理があると考える。税収で賄えない公共は在ってはならないというのも自論である。それは全国レベルで考えれば良い事ではあるのだが、1000%以上の赤字で公共と言われると、公共って何だとなってしまう。

その一つの答えが自動運転ということなんだけど、どうもこの国だけが、それが阻害されている。ニューヨークではロボットタクシーが当たり前に走っているのに、我が国では実験において、レベル4の車体をレベル2に落として街中を走行させる始末である。能登半島で道路が寸断されたが、自動運転の無限軌道車を走行させて、水を含めた物資輸送は出来なかったのか。何故、これ程にテクノロジーの参入が阻害されるのか。政治の圧力であるならば、破壊しなければなるまい。勿論、選挙でね。