偉い人

暑いと仰るのですね。そりゃぁ38℃という、体温より気温が高かれば、暑いと感じるのは当たりまえ。その当たり前が極めて不愉快なことがある。私はとても偉いのだ!と言われて、それはそうかもしれないけれど、天下無双に偉いのだと言われると、東大出身のO先生の好き勝手な暴言を思い出すが、目の前の方の悲惨さは、某大学ご出身らしく、まぁ、そんなもんだ。

思ったのだが、某大学で通用する「こんなに凄いんだぞ!」という仕組みが日本中で通じないというのはおかしなお話だ。夏休みが迫ってくると、長良川に体を浸してみると命をもっていかれるみたいな、そんなお話がまことしやかに語られるが、鵜飼という千年の歴史の中で、人間を鵜が飲み込んで獲物認定したなどと言うことは聞いたことが無い。

東海地域って、海外からみても特異な地域で、自動車だけで生活が成り立つという、過去の遺物なんだけど、でも、未来にもその有様を獲得している。ちょっと未来を考えて、歌など歌ってみても、確実に昨日、過ぎ去ったはずの過去が、目の前にあるような、そんな日本の有り様に悪寒が走る。

最近、どんどこいろんなお役をお断りしている。いろんなことを考えて、これを見ろ!と言いたくても、まぁ、爺のお話など、聴きはしない、それは当たり前。そんな時期が目の前にきて極めて愉快である。必死に生きてきた経験は過去のものである。未来ある若者達にこそ思考を続けて頂きたい。どんな未来がくるのやら。楽しみである。