アルディーノ

T市のイノベーションセンターは、しっかりとした地元中小企業様へのサポートをされていて、その活動状況をお伺いして意見交換をさせて頂いてきたのですが、この春から漸く卒業させて頂いて、次にバトンタッチをさせて頂いた。コロナ禍発生からオンライン会議になったのだが、そうなる前のことだ。アルディーノという、まぁ、ラズベリーパイより低能力なんだけど、目的によってはこれで大活躍というワンボードマイコンを活用して、現場のDXの指導をしているという事例をお伺いした。

その半年くらい前に、M市のお弟子さんが機械の稼働量を可視化するツールをアルディーノで作って、工場が活気づいたというお話を聞いたばかりで、小生もなんかやってみようかなと思って、そのままほったらかしていた。なんかやってみようというレベル感で、なんかやった奴は居ないわけで、最近、これをやってみようというターゲットが出来たもんだから、久しぶりの機械制御にわくわくしている。

枯れた商材で、コンパイラなどもとても使いやすくて、ネットでの情報も溢れかえっていて、すぐにでも取り掛かれるリカレントで頭の体操になっている。学生時代には初期のC言語であれやこれやと機械制御をしていたものだが、40年ぶり(もうちょっと少ないかな?)でもやっていると思い出されてくる。リカレントとしては丁度良いタイミング・・ということでもないが、やることがある内であれば実益ということで、やる気はかなり高くなる。

考えてみればモーター制御ドライバなどが簡単に手に入り、電子リレーだの何だの、モノタロウで一日でやってくる。その道の方には何をいまさらということなのだろうが、面白がった者勝ちだからね。エレクトロニクスに対する妙な知識はあるしね。何かピピっときたものがあったら、それを温めておいて、何かトリガが掛かったら、一気に取り組んでみるのがよろしい。会議でごちゃごちゃと後ろ向きな話をするよりずっと精神の健康を獲得できる。活動の場を換えてみる。大切なことだ。