テクノロジー

ちょっと前だったなと思い出してみると、もうかれこれ10年以上が経過している。記憶の時間軸の曖昧さに苦笑いだ。スマホにAIドライバICが搭載されてきているわけだが、処理システムが高速化すると、それに必要なメモリーICが進化する。するとドライバが進化して、その輪廻が延々と続くわけだ。人が欲するのはムーアの法則的トランジスタ数の増加では無く、思った時に直ぐに返事をしてくれる相棒であるから、トータル回路的に高速が求められるのは当然である。

その時は「重ねる」というプロセスが、今は成長させるになってきて、どっちが得なのか、まぁ、高速に成長させることが出来るならそっちの方がコストは下がりそうだなと、取り敢えず専門家なので思ったりするのだが、それにしてもいよいよ1千層の時代に入ったのかと、LSIテクノロジーに呆れかえる。呆れてどうすんだということなのだが、人間もやるもんだなと思うわけだ。シミュレーション技術を徹底的に活用しているのだろう。

記憶の高速さという点においては人間を遥かに凌駕しているのだろう。そして、記憶する、そしてそれを読みだす、組み合わせて新しい思考を生み出すというAIアルゴリズムを実現させるアーキテクチャって、それもAIで実現しているのか、それとも人間がやっているのか。LSI開発ってその昔は信じられないようなアナログだったのだけれど、それもどんどこデジタル化されてきた。デジタル化の信頼を高めたのは人間なのだが、あるところからデジタルがデジタルを面倒みる様になってきて来ている。

ゲームと言う、いわば、お試しの場があるテクノロジーは、厳しい人間のチェックを受ける場があって、深化させやすい。自動車がF1というカテゴリで革新的技術を当たり前化してきたように、デジタルネイティブをチェック機能に組み込むことは極めて正しい。ギフテットをどんどん伸ばして、政治なんかも彼らに任せて、国を革新させて頂きたいものだ。どっかの総裁選などの報道を見ていると、余りにも化石的議論に吐き気がする。残念な国である。