脱税しようが公金をどのように使おうが、どんな候補者でも当選しちゃうこの国なんだけど、まぁ、想定よりも与党が頑張ったかなというところだ。それはまぁ、変わらないだろうと思っているのだが、困ったことは20歳~24歳の投票率が30%台しかないこと。三人に二人は意思表示をしない。18歳~19歳が40%を越えているので、その内に、ひょっとすると伸びてくるかもしれないのだが、余りにもお粗末である。要は「大学生年齢」である。
それに引き換え団塊の世代のパワーは物凄く、70%を軽く越えるのだ。先日もご高齢の方々が散歩宜しく投票会場に向かっていく姿を拝見した。高年齢者が高年齢者の候補者に投票しているかどうかは分からないが、若者が手を挙げないと、何時まで経っても政治家の平均年齢が下がらないのではないか。それが良いか悪いかは分からないが、若者に国を引っ張って欲しいという気持ちは小生にはある。何とかならないものか。
講義で言って良いのか悪いのか謎ではあるが、「みんな選挙に行こうよ」と話をしたことがある。SNSの格好の餌食っぽいネタではあるが、そんなことはお構いなしだ。税金がどのように活用されているかしっかりと見張らねばならない。そうなのだけど、脱税しようが公金を私的に使おうが、お目付け役のはずの国民力が働かないから、当選したらやりたい放題である。
大学経営も執行部が何をやっているのか、見せていたつもりでも「見えていない」と言われればそれまでだから、見る努力をしなければならないのだけれど、公金不正使用者が当選して、堂々と「禊は終わった」と、普通に戻ってしまうこの国はいやらしい。代替わりは必要だ。若者よ、頼むから投票に行ってくれ。少なくとも「この政治家・政党は嫌だ」という意思表示でも良いから。わずかな情熱も消え果る。そんな気分だ。