昨年、名古屋港でも話題というか恐怖をまき散らしたヒアリの活動がこれからの暑い時期に活発化するとのこと。幸い、目の前で見たことはなく、TVなどで話を聞くと自らの油断に苦笑いだ。常に危険がいっぱいだ。我が国はなんだかんだ言っても安全だなとは思っていた。
最近は新幹線で悲惨な事件もあり、また、通り魔が頻発し、物陰が薄ら恐ろしくもある。安全は神話になってしまった感がある。向こう三軒両隣なんて感覚はがきんちょの頃には確かにあったが、今は、あまり聞かない。聞かないが、小生の周りはそれが維持されているから、古典的町並みと言っても良いのかもしれない。
それでも駅からの夜道は、田舎故に竹林などの前を通る必要があったり、街灯もない暗がりを通るのは薄気味悪い。誰もいない山道では獣との遭遇という恐怖はあるが、都会の恐怖は別物である。
南方の生物が何故毒を有するのか。いろんな説があるそうだが、彼らが食している果物の発酵したものやカビなどの毒が集約されているというものや、体の中で合成できるなど様々だ。人間の毒はどこからくるのか。同じ生命同士で殺し合うことを避けることで、ホモサイエンスは生き延びてきたはずだ。5年後を予測してなどと暢気な講義を展開していて良いものか?この瞬間も命があるのかどうか解らない、そんな恐ろしい日本になったなとがっかりの私であります。