平城京にて

ボストンダイナミクスと言えば四足歩行ロボットと誰もが思い出すだろう・・と、そんなレベルだと思うのですよ。日本で何故あれが生み出されなかったのかという残念がることはほったらかして、直接見たわけではないのですが、平城京跡地で公園の維持管理に関するデータ集めにそれを使っているとのこと。樹木を弱らせるキノコが生えていないかというニッチな情報を集めているらしい。

AIとロボットの正しい使い方だなと思うのです。自分で歩いて自分で判断。その画像をサーバーに送ってくる。サーバー側でも画像解析で公園がどのような状況にあるのか判定し、次の作業に移る。そのキノコをその場で処理してくれるというのが理想なのでしょうけれど、先ずは捜し歩くという、骨の折れるお仕事をメカトロニクスに頼るのは正しい。

今は閉じた平城京という、まぁ、パブリックスペースというか自動車なんかは走っていないというか、そんな場所での実験なのだけれど、漸く日本もこのような機器の活用をするようになったのだなと、一体、何年遅れた国なのだと寒い気持であったが、公園をロボットが歩くだけで戯言のニュースになるようでは困ったものだ。別に戯言はニュースでは無いが、ちょこっと面白なと感じた次第。

街中で空き巣発見とかね、いろんなところで活躍して頂きたいですよ。監視カメラだってどんどこ増えれば良いと思っている。エレクトロニクスに頼るところは頼っていく。それで良いでは無いか。それで残ったお仕事が、本当に人間がやるべきことだということでしょう。そう思う。