なかなか一杯、出来ませんね

じっと落ち着いて、自分自身を問いただすのが良い。本心は何処にある、本音は何処にある。表に出すときには忖度があって、社会との力関係を気にして、本音・本心が出てこない。これは普通の人間。当たり前。ふぅぅんと周囲を呆れさせながら本心をさらけ出してまつりごとを進める奴はよっぽどに変な奴で、真似をしないほうが良い。将来がある若手なら尚更だ。ただ、生まれつきそれをやらかす馬鹿もいるから油断がならない。まぁ、そんなことはどうでも良い。国家にお金が無いと、あらゆるところで忖度が生まれる。

国家にお金が無いという意味は、国際的に売るものがないということと、海外から肝心要を買わないといけない状況になっているということだ。水素だなんだとT社は叫ぶが、そんなものは末端の技術、本質はそれを動かすITの国際規格を欧米に牛耳られて、アジア諸国の技術が全て漏洩しているということ。それを止めようと努力してものんべんだらりと行政は逃げる。国家を憂う気持ちを公務員が持っていない。それがこの国のあさましき事である。君の胸に手を当てるが良い。

天下国家を語れと先祖は言った。明治の頃は国民の絶叫を政治家が聴いたとのこと。流血もあった。しかし、だからこそ国民も学び、政治家はより学び、そこに信頼があった。今はどうか?無い、全く無い。だから諦めるのか、いや、諦めない。純粋に研究に没頭し、自然の摂理を明らかにして、人々の笑顔に繋げようとする研究者の為に命を掛けるのが黒子のお役目、事務職の勤めだ。悪人を恐れる必要はない、恐れるべきは、悪人を恐れる自分自身である。

今週も恐ろしい程にストレスが待ち構える。待ち構えることが解っている分には身構えが出来る。しかし、それ以上に想像も出来ない圧力が襲いかかってくる。それとて、来ることが予想出来るのだから、笑顔で待ち構えようではないか。天下は鳴動するが、天上はどうなのだろう。神の世が乱れているようでは話にならない。人間の分際でそれは論外である。人として出来ることを限界までやる。残された命を削り日々進む。料理の調味料と同じ、あと少しあればもっと美味しくなるのにと思うところで足りなくなる。人の命もそうだろう。足りないくらいが美しい。余さず努力する。そんなもんだ。