鎖国にて

いよいよ日経平均の終値が1万9千円を割りましたな。遅きに失したWHOのパンデミック宣言で世界的な恐慌状態。米国が欧州からの渡航者を30日間制限するなど、景気対策そっちのけとなっています。円相場も1$=103円台ということで、ここ数年、為替相場だけで生きてきた日本大企業群の壊滅的ダメージがどれ程のものか恐ろしくなります。

我が国の鎖国状態によって、中堅・中小企業殿達が、ご自分で加工して部品を作っていたのだと思っていたら、かなりのアジア再受託があからさまになり、ここまで「もの」を作らない我が国になっていたのだなと悲しくなってまいりました。

人の移動も少なくなり、それに伴ってネガティブな要素が報道されるわけですが、ちっとも報道されない我が国の電力消費の情報ですが、相当に消費量が減っているのではと推測するのです。新幹線だって空身で動いているわけで消費電力は激減しているはずなのです。工場も止まっている、ホテル業もエアコンが使われないなんて状況なのだから、このエネルギー消費をキープするような考えがあっても良さそうではないかしら。

大企業のサプライチェーンを支える、本当に「もの」が作れる皆様が連合を組んで、最終製品を生み出すチャンスでもある。自らのフラッグを明確に掲げ、「もの」が作れる人達の価値のサプライチェーンを作るために、鶴舞大学は率先して一肌脱ぐべきと考えます。前向きでいきましょう。目は顔の前にしか着いていないのだから。