遥かなる次の祝日

どうなんだろうなぁと思っていたのですが、緊急事態宣言に基づいて電車の夜の運行終了時刻を早めるとか、減便するとかなんだけど、単に1車両当たりの乗客数が増えて密度上昇に貢献するだけなんでは無いかなぁと。で、具体的にそうだったらしいのですよ。親方から減便しろと命令されたらやらないわけにはいかないし、電車が減るから会社に来なくて良いよという企業は、今の日本では少なかろう。電車での感染は発生しないのだという専門家がTVで威張っていたが、自衛が一番、自転車通勤を頼ってしまう。

頼ってしまうのだが、この梅雨もどきの空模様である。五月晴れなど何処かに行ってしまった雰囲気だ。自転車乗車時だってマスクをするわけで、酸欠で脳細胞が死滅するという恐ろしいお話もあるわけだが、排気ガスや黄砂から身を護るには丁度良いのかもしれない。びくびくするなと、これも専門家の大声なのだが、得体の知れない病に襲われるわけで、怯えない方がどうかしている。無理と無茶は違うのだ。無理をさせてはいけない。

五月連休が終わってしまうと、これまた無理強いでオリンピック開催式の前日まで祝日が無い。7月22日まで無くなって、加えて10月のスポーツの日が7月23日に移動になる。オリンピックだから祝日で休めと言われても、いずれコロナ禍が収束しているはずもなく、ワクチン接種で国民全員が集団免疫状態となっているとも到底思えず、どっかで休ませて頂きたいと願うばかりだ。

心の生産性を上げるには、休養が一番なのだと本気で思っている。そのくせ、自分自身ではちっとも休まないのは周知の事実なのだが、そんな奴に付き合う必要は全く無いのだ。ニューノーマルと呼ばれる時代がやってきたわけで、自分自身のノーマルを再定義すると良い。電車が減ったから出社出来ませんと言ったって良いのだ。心の疲労は厳禁である。仕方が無いからオリンピック予定日が過ぎるまで、週末を大切にしていこう。海外では当たり前なのだがこの国ではそれすら許されていない。変な国である。