女性天皇を否定する理由などどこにもなく、天皇は男系であるべきだなどと言う戯言はほったらかせばよろしい。憲法に両性の本質的平等が謳われているわけで、それを素直にそのまま解釈すれば良いだけだ。このネタを出すとあちらこちらから砲撃をくらうのだが、完全に無視させて頂くのでどうでも良いのだが、皇室云々を語るつもりは毛頭ない。先日、ぽけっと拝見していたTV番組で、ものづくり企業の現場が映し出されたのだが、ものの見事に男子ばっかり。
重いものがあったり、危険と判断される場があるから、経営者が女性を配置させないというのも頓珍漢だ。そうであればどんどんと自動化させ、過酷な作業現場では無い状態にしようと努力するのが当然で、それは男性社員にとっても望むべき状態に決まっているのだから。結局、市場に達した時の商材として、日本人の購買力を考えると、買えない商材になってしまうから、市場価格から逆算して、Tier0企業が各社に受け持たせる利益とか取引価格を決定してしまうから、安全対策や労働環境保全にお金を投じられないことになる。
まぁ、モノづくり企業が並行して不動産業を始めるということを2件の事例を聞いているのだが、小生の耳に入ってくる情報において2件の事例があるということだから、相当、不動産投機をサイドビジネスにしていらっしゃるものづくり企業が増えているのではないかしら。ハイリターンだがハイリスク商材に手を出したら、そりゃぁ、両性の本質的平等を実現する職場づくりなんてできっこないわな。
鶴舞大学も思い切って工業女子大に転換しちゃうとかね。女性の視座で社会構造を見直さねばならぬ。いろんなところで男子目線でものが出来ているなと感じる。かえって不快である。労働の過酷さをなんとか平準化していく方向性を見出すには、肉体的に持久力はあっても瞬発力が平均的に低い肉体の者の目線で世の中を変えていかねばならぬ。押し付けられた憲法ではあるが、両性の本質的平等は良い項目である。正しく解釈され、社会環境が良くなればと願うばかりである。