「丁寧に見直して、このように考え方を変えてみたいのだが」とは、とあるお会社のトップの方からのお尋ねである。ウエブ会議は遥か遠方の皆様とも繋がることが出来、従来、お会いすることをイメージ出来なかった皆様からご愛顧を賜り感謝の一言に尽きます。また、前向きなお話は元気が出てきます。我が国もまだまだ踏ん張れるのかなと、小生としても元気を頂く瞬間なのです。
積極的にお客様にとってより良い、言ってみればオーバースペックを常にご提案していらっしゃるからこそのお考えで、従来なかったもの、従来、挑戦されたのかもしれないけれど実現していないものに気付くということは並大抵のことではありません。ベテランになればなるほど見えなくなります。技術の価値が。技術力という魔法の言葉は恐ろしいのです。提案は早くても市場に全く受け入れられていない日本製品の数々。状況が物語ります。
現場、現実、現物という三現主義は正しいのです。ただ『現』という文字は恐ろしいなと思うのです。今、無ければならないとなってしまうと、結局のところ挑戦する気構えを抑え込んでいくことに直結してしまう場合が多いと、多くのお会社の皆様とのお話で実感するのです。未来の話を聞くと、「あぁ、よござんすね、さようなら」というのが、勉強会や見学会に参加するお偉い皆様の思考の行きつく先。
楽観主義で性善説で生きていると、いろんな落とし穴にはまるのですが、落とし穴が掘られた理由も見えてきて勉強になるものです。刺されますよと言われますが、槍なら刺さるところが無いくらいに刺さっていますって。それでもなお前を見たいのですよ。もっと良いものが出来るに違いない。夢かもしれないけどね。そんな気持ちで来週を迎えられたら心地良いなと、何が何でも明るく過ごしたい私であります。良い週末を!