知財経営をしましょう!なんて経産局どのは旗を振るのですが、特許庁では知財経営なんて言葉に定義付けなどしていない。経営戦略に知財を絡めましょうと言うことなんでしょうけれど、まぁ、定義づけに拘ってしまって、フレームワークみたいなもんが出来て、全部埋めたのに倒産したなんて言われても困るからね。結果的に知財を有効に活用できていた経営だったくらいが丁度良いのかもしれない。
大企業はちゃんと部門を構築して経営戦略の中に知財のポジショニングをしているのでしょうけれど、中小企業などそんな専門家を雇える筈も無く、地域の経産局が面倒見て上げるくらいのことをしないと、儲ける骨格に知財を入れ込むということはなかなかにして難しいでしょう。B2C商材を出していらっしゃるお企業様ならブランディングもとっても重要。商標なども忘れちゃ駄目で、むしろ、そっちの方を忘れてはならないと言えよう。
地域の特性にも気を配らないといけなくて、なんでそんなとこでやってんのというお会社も数多くいらっしゃるんだけど、ブランディングだけを考えてみると、地域って大いなる見方だし、人々の固定観念を上手に使うということは悪い事では無い。驚かせるより感心させる方が穏やかだしね。
大学においても経営戦略におけるブランディングはとっても重要だと思っている。と、言うか、人口大減少の時代において、旧態依然で済まされる筈はなく、思い切ってターゲットを絞り込んで、尖がることも必要だ。焦って動いたら負けという声もあるが、ゆでガエル状態は絶望的である。身の丈と言うことなんだけどね。身の丈を精一杯に使いきること。思い切りが必要である。