気が付けば銀杏が葉を落として、道路が黄色の絨毯に覆われている。いよいよ寒さ本番というところ。コロナ禍に加えてインフルエンザにも気を付けねばならぬ。首相殿は既に5回目のコロナ禍ワクチンを接種されたとニュースになっていたが、体調と同時に日本の将来もちゃんと考えて頂きたい。いきなり軍事費を2倍にするとかね。それを税金で賄うとかね。世界の情勢から見たらそうでしょ?と言いたいのだろうけれど、外交ルートをちゃんと使って、日本の主張をしているようにはさっぱり見えない。元外務大臣だったとは感じられない。
中国では核弾頭を1500発も持つ計画だそうで、米中露で一体、何回、生命体を絶滅させられるのだろうと呆れてしまう。恐ろしいというよりも呆れるだけである。広島・長崎の資料館を拝見するに、やってはならない殺戮の極致だなと感じる。しかし、あの時の戦争犯罪は落とされた方にあったのであって、マスコミ等は核爆弾反対は被爆国が中心となるべきと言う偽善的立場をとるが、戦争を仕掛けた側が言う事かなと思ったりもする。どんなに苦境に立っても暴力による犯行はいかんということだ。言うことを聞かない奴には一発殴って良いというのはアニメの世界だ。
働いて得られる収入が無くなると、世論が騒がしくなるというのを、天安門事件以来の中国からのニュースに驚いている。あの国でこのようなデモが再び発生するとは想わなかったが、それだけ苦しい状況が若者に満ちているということであろう。他山の石では決して無く、ここ数年、話題になっていた半導体不足も、いよいよ過剰在庫状態になってきて減産に向かっていくとの事。まぁ、これは今回に限らないのだけれど、活況は何時かはバブルを迎えて終焉するのは世の習いだしね。報道はされないが、派遣切りなどが行われているのかと思うと、半導体不況デモが発生しないとも限らない。
春になれば芽吹き、実に爽やかな街にしてくれる銀杏なのだが、秋が来て冬が来ると一枚の葉も残さず散っていく。人間の経済活動もどうようなのではと思う。何時までも活況である筈が無いのだ。そう思っているからゾンビを作ってしまうのだ。新陳代謝は世の習いなのだ。教育の世界においても、旧態依然で良いと思ったらもう不要なのだ。大学で教えている講義のレベルは世界で求められる学生を育成できているか、育成人材としての研究者が頑張れる土壌になっているか。悩みは尽きない。落ち葉の様にはいかない。